アルハンブラ宮殿の隠れた見所 その2
前回の続きで、無料で見学できるアルハンブラ宮殿の見所を紹介していきます!!
今回は、アルハンブラ宮殿の敷地内にある門を中心に説明していきます!
1、正義の門
カルロス5世噴水を超えて左手に見えます。
ユーズフ1世在位時の1348年に建てられた門には2つのアーチがあり、外側のものには、イスラム教のシンボル「ファーティマの手」が彫られています。
5本の指は、イスラム教の基本の教え(五行)である
ラマダーン時期の断食・メッカへの巡礼
を示しています。
そして、内側のアーチには、神がムハンマドに授けた、天国への扉の鍵が刻まれています。
メンターの友達曰く、正義の門に刻まれている手と鍵が合わさると、アルハンブラ宮殿が崩れる?(細かい内容は忘れました笑)という言い伝えがあるそうです!!
2、ワイン門
かつては、アルハンブラ宮殿内のメディナ(旧市街)につながる主要な門でした。
外部の門との違いは、門が曲がり角に建てられていない点にあります。とはいえ、内部への移動は衛兵によって管理されていました。
この門が建てられたのは、アルハンブラ宮殿内で最も古いムハンマド3世の時期(1302〜1309)とされていますが、門の外面は別の時代のものです。
3、ビブランブラ門
前回の記事で紹介したザクロ門を通って、真ん中の道を歩いていくと見つかります。
僕の場合、寮の友達とアルハンブラ宮殿をナイトウォークしている時に偶然見つけました!
この門はイスラム中世時代の建物で、1894年に破壊された壁の一部分でした。また、裁判で裁かれた人々の耳・手が吊るされていたことから、耳・手の門として知られています。現在は、当初とは異なる場所にあります。
門1つをとっても、これだけの興味深い背景を持っているアルハンブラ宮殿はまさに見所満載の場所だと思います!
時間に余裕があれば、ガイドブックにはあまり記載されていない、こうした場所も訪れてみてください!!