グラナダの隠れた観光名所 その7
今回もグラナダの隠れた観光名所(イスラム支配時代の建物編)を紹介しようと思います!
今回は、El bañuelo (アラブ浴場)についてです!
11世紀にアラブの公衆浴場として建てられたこの建物は、スペインの中で最も古く、保存状態が良いものです。そして、カトリック両王によって多くのアラブ浴場が破壊された際、この建物はかろうじて破壊されずに済みました。
部屋は3つに分かれていて、丸天井には星形の採光窓があり、天井から浴場に差し込む明かりは綺麗です!
僕自身、色々な場所にあるアラブ浴場を見てきましたがグラナダ市内にあるアラブ浴場は通りのすぐ側にあることもあって、活気があり、あまり不気味な感じはしませんでした笑
また、通りに面しているものの浴場の入口が見つけづらいので気をつけて下さい!
(浴場の目の前にはバス停があるので、それを目印にしてください)
僕の場合、実は何度も目の前を通り過ぎていたことに、今回の観光で初めて気づきました笑
※営業日時
月〜日 10:00〜17:00(日曜日は入場料無料)
日曜日以外は、グラナダ市内のイスラム建築を周遊するチケット(5€)で入場可能
※参考にサイトのリンクを貼っておきます(スペイン語)
グラナダの隠れた観光名所 その6
今回もグラナダの隠れた観光名所(イスラム支配時代の建物編)について紹介しようと思います!!
今回は、アルバイシン地区にあるCasa árabe de Horno de oroという建物について紹介します!!
この建物は、イスラム支配時代のアンダルシア(アル・アンダルス)の建築様式の特徴が色濃く残っています。道路からは見えないのですが、一度門をくぐってみると美しい中庭(パティオ)に突き当たります。
個人的には、凝った装飾がされている中庭に面したアーチにイスラム時代の影響がはっきり現れていて気にいってます。
また、部屋の天井は、以前マドラサに関する記事でも紹介したモリスコ様式(イスラム教徒とキリスト教徒の建築様式が融合したもの)でした。天井の骨組みをよく見てみると、そこにも装飾がされていて独特の美しさを感じました。
一見、危なそうに感じる程の狭い路地を少し歩く上に、入口が民家と同化しているので、見つけるのは難しいと思いますが綺麗な建物なので是非訪れてみて下さい!
※営業日時
月〜日 10:00〜17:00(日曜日は無料)
普段はイスラム支配時代の他の建物にも入れる5€のチケットが必要です
※補足
下記に参考サイトのリンクを貼っておきます(スペイン語)
Tarjeta de estudianteの入手方法
今回は、スペイン到着後に最初に訪れる試練、Tarjeta de estudiante の入手方法について紹介します!
※グラナダの場合
そもそも、Tarjeta de estudiante っていうのは、スペインでの留学生の法的地位を示す身分証明証のことです。
※参考(スペイン語)
https://sede.policia.gob.es/portalCiudadano/extranjeria/pr_tar_extran.html
これを手に入れるまでの大まかな流れとしては
1、書類提出日時の予約、必要書類の記入
2、街の外国人登録所に行く
(住所などは、予約日時の確認メールに記載されてる)
3、書類が受理された1ヶ月後改めてもう一度役所に行く
って言う感じです!!
この手続きは、前回紹介したビザ申請よりもさらにめんどくさいです!!
僕自身、ここでも色々とミスしちゃったので反面教師として参考にして下さい!!
1、予約
以下のサイトで予約できます
https://sede.administracionespublicas.gob.es/icpplus/acInfo
※予約の手順
Granadaを選択
→Policía toma---と続くやつを選ぶ
→必要な書類の一覧が表示される
→パスポート番号を入力
→メールアドレスとかを登録
→日時を選ぶ
→予約確定時にメールが届く
(細かい順番はあやふやです笑)
※上手く予約できない不具合が生じることがあるらしいです。また、【入国後1ヶ月以内】に予約をしないといけません
🔥注意🔥
インターネットで予約した時間に、外国人登録所にある機械でも予約を確定しないと予約の時間に手続きを進められません
この制度を知らなかった僕はせっかくした予約が取り消されました笑
※予約しなくても手続きは進められます
(その場合、3〜4時間待ちになりますが、一旦家に帰ってもう一度向かうのはリスクが高いです)
僕の場合、自分がいない間に自分の番号が呼ばれてしまい、もう一回役所に行く羽目になりました笑
⭐️提出書類
予約時に受け取るメールに書かれてます
その中でもめんどくさいのが、パスポートと顔写真以外に必要な
* Justificante para la administración del abono de la tasa Modelo 790 Código 012
* Copia de la resolución administrativa de concesión.
の2つです!!
1つ目 Justificante 〜
下記のリンクからサイトに飛んで、必要事項を記入し、銀行で【現金】支払いをしてください!
書き方を詳しく紹介してるサイトがあった気がします。
https://sede.policia.gob.es/Tasa790_012/ImpresoRellenar
🔥注意🔥
NIEの番号を記入していないと、振込を拒否される可能性があります。僕は拒否されました笑
2つ目 Copia 〜
以下、簡単に書き方を説明します。
1ページ目
パスポートに貼られたビザに記載されたNIEの番号も書いておく
Lugarは出生地、Estado civilはS(solo)にマーク
(1)のdomicilio 以下の項目には寮の情報を書く
Localidad Provinciaは共にGranadaと記載
C.Pっていうのは郵便番号(スペインの場合、数字5文字)
電話番号、メールアドレスは自分のものを書く
(2)には何も書かない
(3)に関しては、Número、Pisoの部分が白紙でも大丈夫(分かれば書く)
2ページ目の(4)4-1、4-2は一番最初の部分にチェック入れる
また、一番上の署名欄を見落とさないように!!
3・4ページ目は何も書かない
ていう感じです!!
僕の場合、記入項目それぞれに分からない単語があって苦労しました。もしメンターがいなかったら、何もできなかったと思います笑
メンターに関しては、別の記事で詳しく紹介しています
以上の書類を書き終えた後、指紋採取の後に証明書を渡されます
3、証明書を渡されて1ヶ月が経った日にTarjeta de estudianteを受け取りにもう一度役所に行きます
この際、パスポートと前に役所来た時に発行された書類が必要です
この時は予約せずに行って、40分待たされました
ここまできてようやく、Tarjeta de estudiante を手に入れられます!!
この手続きをする上では、大学の授業が始まる前に予約を入れておくのが良いと思います!
僕の場合、無駄に予約日時を遅く設定してしまい授業を休む羽目になりました笑
留学中、最も苦労した経験でしたが、この手続きを通してグラナダ大学に留学してる日本の同じ大学からの同級生とは仲良くなれました笑笑
スペインの学生ビザの入手方法
今回は初心に戻って、ニッチだけどかなり役立つと思われる、スペイン交換留学(180日以上の場合)に必要なビザ取得の手続きについて紹介します!!
かなり大まかに手順を示すと
1、日本にあるスペイン大使館のホームページから自分の留学状況に合わせて必要な書類を集める
※下記のリンクで提出書類を確認できます
2、書類が揃い次第、出来る限り早くスペイン大使館に提出
(僕の場合、6月27日に提出しました)
3、1ヶ月半〜2ヶ月後に再度スペイン大使館にビザを受け取りに行く
(僕の場合、8月15日に受け取りました)
って感じです!!
この3ステップの内、一番めんどくさいのは最初にしないといけない書類集めです。以下、僕がどうしていたか具体的に説明していきます。
⭐️全部で9種類の提出書類に関して、僕がミスった点も踏まえておおまかに説明します。
※念のために、上記に添付したスペイン大使館のリンクで改めて提出書類を確認してください!
1、査証申請書
→下記に添付したリンクから見れます(1〜4ページ目)
用紙の言語は英語なのでなんとかなると思いますが、書き方などは、ネットで検索をかけてもらえば詳しく説明してくれてるサイトがあった気がします。
僕の場合、ボールペンで何回か書き間違えて苦労しました笑また、航空券を予約した後でないと入国日とかの項目が書けないので、取り掛かる順番にも気をつけてください。
2、写真(縦4,5横3,5)のカラーで背景が【白色】!!
僕は背景を白色にしていなくて、証明写真代を無駄にしました笑
あと、証明写真を撮る上ではセブンイレブンなどで写真を印刷できるピクチャンというサービスがかなりお得です!!
※下記にサイトのリンクを貼っておきました
3、入学許可証
僕の場合、受け取ったのが6月13日で他のスペインの大学の子よりも少し遅かったです。これがなければ、寮の手配なども行えないのでむちゃくちゃ大切な書類です。
(グラナダ大学の場合、データとして受け取りました)
※留学センターで発行してもらえる入学予定証とは違います!!
4、海外旅行保険の証書
僕の場合、大学に強制加入させられた保険の証書を持っていきました。費用が15万円とかなり高かったです。
5、パスポート
僕の場合、ビザ取得に必要な有効期限の関係で4月頃に新規発行しなければならず、めんどくさかったです笑
具体的には、まだ受け取っていない入学許可証の代わりに入学予定証っていう別の書類が必要でした
(パスポートを普通よりも早く発行する上で必要だった気がします)
6、経済能力を示す書類
いくつか種類がありますが、僕の場合、両親の源泉徴収票を提出しました
7、航空券の予約確認証
僕の場合、生協で往復の飛行機を予約するついでに英語で予約確認証を発行してもらいました。
当たり前ですが、飛行機は早めにおさえておくのが良いと思いました。僕の場合、予約するのが少し遅くて後悔しました笑
※復路の日程は、予約できる期限の中で一番遅い日にしてもらいました
8、健康診断書
僕の場合、大学の保健室に行って、上記に添付した査証申請書5ページ目の雛形に英語で書いてもらいました。
※1回目は、医者の診察時間を事前に調べてなくて、医者がいない時間帯に保健室に行ってしまいました笑
9、無犯罪証明書
自分の【住民票】がある警察署に行かないといけません。東京の場合、警視庁に行かないといけません。
僕の場合、警視庁内の厳戒態勢に圧倒されて、何もしてないのにびびってました笑
※申請から発行まで1〜2週間かかるので、早めに申請しちゃってください
これだけ説明しても、まだ1ステップ目なんです!!笑
⭐️2、3ステップ目では、実際にスペイン大使館に行かないといけないのですが、大使館でも1〜2時間程待たされます!!
以上の説明からなんとなく感じると思いますが、ビザ取得の手続きはかなり面倒くさいです。
事務作業が苦手な僕にとっては、苦痛以外の何者でもありませんでした。留学関係のなかで一番苦労したことと言っても過言ではありません笑
とはいえ、ほとんどの知り合いは特に苦労してる訳でもなかったので安心してください!!!
ただ、ビザ取得後もさらにめんどくさい手続きがスペインで待ち構えています笑
グラナダの隠れた観光名所 その5
今回もグラナダの隠れた観光名所(グラナダ大学編)を紹介しようと思います!!
過去の記事で紹介したグラナダ大学法学部棟の隣には、植物園があります!!
この植物園は1840年に当時の哲学部棟の付属施設として造営されました。そして、1850年〜20世紀中頃までは、植物研究などのための施設として利用されていました。また、グラナダの街にある果樹園の原型にもなったそうです。時間の経過と共に科学的役割は失われてしまいましたが、法学部付属の美しい庭園として今でも残っています。
庭園は大きく分けて
1、植物学道場(Escuela de botánica)
2、園芸のひととき(Entonces de floricultura)
の2つに分かれています。
以下、詳しく説明していきます。
⭐️植物学道場
植物園が建てられた当時の科学的分類によって、14区画にアメリカやフィリピン原産の多様な植物が植えられています。
⭐️園芸のひととき
医療用、食用、鑑賞用といった様々な用途によって分類された植物が植えられています。
ちなみに、木陰の下で読書してた学生を見かけた時は、あまりの雰囲気の良さに、絵画の一場面を見たような気がしました笑
また、法学部棟の建物と植物園はつながっているので、法学部を見学してから植物園に訪れるのが効率的だと思います!
常に荘厳な建物を見学するのも疲れると思うので、気分転換も兼ねて訪れてみて下さい!!
※観光客でも無料で見学できます
グラナダの隠れた観光名所 その4
今回も前回に引き続き、グラナダの隠れた観光名所(グラナダ大学関係)を紹介します!!
今回紹介するのは、僕の寮から一番近い通訳学部(Facultad de Traducción e Interpretación)の建物です!!
この建物は「柱の宮殿」として知られていて、グラナダ・ネオクラシック様式の建築物の一つです。見所としては、名前の由来にもなっている建物正面の太い4本の柱が挙げられます。
他にも、建物全体がU字型の構造をしていたり、中庭があったりといくつかの特徴があります。
1945年に修復され、哲学部棟として利用された後は通訳学部棟となっています。
僕の場合、よく見かける建物だったものの、中に入ったり説明書を読んだりすることは今までありませんでした笑
中庭ではお昼休み中の学生がたむろしていたり、回廊では自習している学生がいたりして、学部の素の様子を見ることができました!
カテドラルなどとは若干離れますが、時間に余裕があれば是非入口だけでも見て下さい!!!
グラナダの隠れた観光名所 その3
今回もグラナダにある隠れた観光名所を紹介しようと思います!!
実は、市内にあるグラナダ大学の建物は観光名所としても十分楽しめます!!
そんな建物の内、今回はグラナダ大学法学部の建物について紹介します!
当初、この建物はイエズス会(フランシスコ・ザビエルが所属してたキリスト教の会派)の学校として建設されました。イエズス会が撤収した後は、グラナダ大学所有となり、大学の総合図書館などの変遷を経て現在は法学部棟になっています。
主な見所としては、2つある中庭や、それを囲む回廊があります。また、個人的には、階段の壁や天井、ステンドグラスに描かれていたグラナダ大学の紋章がかっこよくて印象に残っています笑
グラナダ大学は16世紀から続く、伝統ある大学なので、歴史的な建物が普通に教室として使われていました!!
留学中、他学部の建物に立ち寄ることはほとんどないのですが、観光も兼ねて足を運んでみるのは新鮮で楽しいです!
とはいえ、建物内部を見るときは少し緊張しました笑
ちなみに、観光客らしい人もいたので、学生じゃなくても問題なく入れます!!
※訪れる時間帯としては、学生が少ない昼休み(14:30〜15:30)が狙い目です